2017/07/23

Characteristics of Earthware

 

Design Story

 

Earthware はナチュラルデザインの食器です。その素材は、土だけで作られています。(The material is earth only. )ガラスコーティングのような釉薬*を使っていないので、土そのままのデザインです。

 

そのため、カラーは、ブラウン・ベージュを基調とし、オレンジのグラデーションをアクセントに、様々な土の色が描かれます。Earthwareはそれぞれ、サイズ・重さ・色が全て異なります。というのは、全てハンドメイドで形づくられ、薪による火の力で模様が描かれるからです。

 

また、Earthwareは、とてもシンプルな土の食器なので、表面に小さな凹凸があります。これは、土をじっくりと焼きあげられた証拠であり、日用的に、使えば使うほど、滑らかになり、手になじんでいきます。

 

大地の恵みを凝縮した器Earthwareは、色・形・重み、何をとっても他に類を見ない独特のデザインです。

 

*釉薬glaze … 粘土や灰などを水に懸濁させた液体で、陶磁器の製作時に表面にかける薬品のこと。

 

Heritage and craftsmanship tradition

 

1000年以上の歴史を持つearthwareは、かつて日本各地で作られていましたが、今日まで、土だけの制作にこだわっている産地は、ほとんどありません。というのも、普通の土は、窯に入れて焼いただけでは、すぐに割れてしまいますが、earthwareの原土は、徐々に温度を上げて焼き続けることで、器としてその形が凝縮されるとても貴重な土なのです。

 

その独特な土は、田んぼの数メートル下の地層を採掘されたもので、5000年~10000年以上前のものと言われています。日本古来より、自然豊かな地域で、ずっと農業が営まれてきた場所の由縁であり、earthwareの土は、希少な素材として今でも大切に使われています。

 

今でも、Earthwareの魅力に惹かれて、修行を積んだ職人たちが、伝統的な工程を受け継ぎ、新たなデザインを日々模索しています。Earthwareは、ひとつひとつ丁寧に人の手で作り上げるため、全て微妙に異なりますが、それぞれに作家の想いをこめられています。また、それらの作品には、作家が、後世に残るような作品であってほしいという願いが、ひとつひとつ作家の印として刻まれています。

 

 

Effect of Earthware

 

Earthwareは、釉薬のようなコーティングが無いため、陶器としての強度が落ち、厚みも出てしまいますが、土本来のザラザラとした表面が飲み物に触れることで、気泡が生まれ、ビールの泡立ちが良くなり、コーヒーの香りが一層引き立ちます。また、土の成分が水に浸透し、水が腐りにくく花がきれいに保つと言われています。

 

このように、earthwareは、その素材から、他の陶器には無い自然の力を私たちに与えてくれます。

 

現代の生活において、土に触れる機会はめったにありませんが、家庭の食卓や仕事場のデスクで、土デザインの食器はアクセントになるに間違いありません。

 

日本の長い歴史が生んだ土の器が、現代風にアレンジされた「earthware」として、あなたの生活をナチュラルに、そして少し豊かにしていきます。